【必見】掃除に必要な洗剤紹介!

はじめに、多目的用洗剤・洗浄剤の選び方のポイントを見ていきましょう。人体への安全性や洗浄力の強さなど、各々の特徴や、使用するにあたって見逃せない注意点などをまとめましたので、ニーズに合わせて選んでみてくださいね。

①使い方に合ったタイプを選ぶ

最近では、クエン酸セスキ炭酸ソーダ・アルカリ電解水など、界面活性剤不使用の洗浄剤が話題になっています。とはいえ、界面活性剤の含まれた既存の合成洗剤も、汚れがガンコな時には頼もしいものです。それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、場面に合わせて賢く使い分けしましょう。

デイリーに使うなら界面活性剤不使用の洗浄剤がベタデイリーに使うなら界面活性剤不使用の洗浄剤がベター

大掃除のときだけでなく普段のお掃除にも気軽に使えるものを選びたいなら、界面活性剤不使用の洗浄剤がおすすめです。ガスコンロやシンクに汚れを見つけたときでも、さっと手軽に使えます。

 

クエン酸食品添加物にも使われる成分で、アルカリ電解水は水が主成分。環境に優しい一方、正しく使えば洗浄力も期待できるので日頃からこまめにお掃除したい方には重宝しますよ。

大掃除にも洗剤は活躍。用途にあった洗剤を選べば時短ができる大掃除にも洗剤は活躍。用途に合った洗剤を選べば時短ができる

換気扇にこびりついた真っ黒な油汚れを徹底的に落としたい時には、界面活性剤を主成分とした洗剤のパワーを借りることで、掃除がはかどります。ナチュラルな洗浄剤でも日常的には充分な洗浄力が期待できますが、アイテムによっては界面活性剤入りの方が強力です。ガンコな汚れも浮かせてスルッと落とせ、お掃除にかかる時間も短くなりますよ。

 

ただし、アルカリや酸の度合いも高い、強力な専用洗剤の多くは肌に触れると危険なことが多いため、使う際には必ずゴム手袋をしましょう。また、目や口に入るのも危険ですから、注意して取り扱いましょう。換気も必ず行ってくださいね。

 

②落としたい汚れで選ぶ

洗剤・洗浄剤の種類によって、落とせる汚れの種類は違います。特に界面活性剤が含まれていない洗浄剤では、汚れの種類次第では抜群の効果を発揮してくれる一方、間違って使えば取り返しがつかなくなることも。気軽に使えると慢心せず、ぜひ以下のポイントを参考に正しく使うようにしてみてください。

白い水垢には「クエン酸」が効果的白い水アカ(鱗状痕)には「クエン酸」が効果的

蛇口・電気ケトルなどにつくミネラル由来の白っぽい水アカ(鱗状痕)を落とすには、クエン酸を使った洗浄が効果的。弱酸性のクエン酸(顆粒)を水に溶かしてつけ置きすると、水アカの正体であるアルカリ性の石灰分を緩め、ゴシゴシこすらなくてもきれいに溶かしてくれます。

 

しかし注意しなければならないのは、長時間触れさせてしまうと金属が錆びてしまうこと。市販の洗剤のように粘りや泡立ちもないので、シンクや風呂場全体のお掃除となると、範囲が広くなって時間もかかり大変です。直接飲み水を入れるものにはクエン酸、大物を洗うときにはクエン酸など酸性成分の洗剤にしてみるなど、工夫して使ってみましょう。

頑固な油汚れには「セキス炭酸ソーダ」が適切ガンコな油汚れには「セスキ炭酸ソーダ」が最適

しつこい油汚れを手軽にスッキリさせたいなら、セスキ炭酸ソーダがおすすめです。顆粒のセスキ炭酸ソーダを使って自作のスプレーボトルにするなら、一本あたりの中身はたった5円ほどで済みとっても経済的。お財布にやさしく汚れもしっかり落ちる、普段使いにぴったりの洗浄剤です。しかし、素手での使用は控えた方が無難でしょう。

 

セスキ炭酸ソーダは、お掃除アイテムとして以前からよく知られている重曹と同じく、アルカリ性で油脂を乳化するしくみ。セスキ炭酸ソーダのアルカリは重曹よりも強く、その分洗浄力もセスキ炭酸ソーダのほうが強いといえます。汚れの程度に合わせて自分で濃度を調節できる顆粒状のもののほか、自分で希釈する手間のないスプレーボトル入りの市販品が販売されているので、使いやすいほうを選びましょう。

ソファーやベビー用品には「アルカリ電解水」がおすすめ

ソファーやベビー用品には「アルカリ電解水」がおすすめ

すすぎにくいソファーのようなファブリック類のお手入れや、赤ちゃんが口に入れてしまうかもしれないベビー用品の洗浄には、アルカリ電解水が便利。アルカリ電解水は水を電解処理して作り出した洗浄剤で、原料は水を使用しています。とは言え、濡れた状態のまま赤ちゃんに渡すと危険です。乾燥した後なら余分な成分が残る心配がなく、また、食べこぼしたソファーの汚れなどにも気軽に使えてシミ取りの効果も期待できます。

 

また、キッチン周りのお手入れにもうってつけです。価格は比較的高めなのがネックですが、手軽さと相殺なのではないでしょうか。

 

③「使えないもの」もしっかりチェック「使えないもの」もしっかりチェック!

最後に洗剤・洗浄剤を使えないものの注意書き記載部分も必ずチェックしておきましょう。万能のように見えても、残念ながら使ってはいけない素材もあります。たとえば、革製品は不可とされている洗剤をうっかりそのような素材に使うと、取れないシミになってしまうこともあるので注意が必要です。せっかく買っても使いたい場所に使えなかったということがないよう、使用不可の素材を確認してから購入しましょう。